1980年以降のポストモダンを含む世界のデザイン傾向をニューインターナショナル(コンテポラリー)モダンと仮称する。
経済・社会のあらゆる分野での成熟化がすすんだ1980年代。世界のデザイン界は機能主義を超え ‘‘新しい潮流’’ ‘‘感性の時代’’ を迎えた。
価値観の多様化、個性化、感性の主張に伴うデザインの再構築が叫けばれ、多くの運動が展開されている。
機能より精神を重視、装飾に新しい価値付けをするエセテック(Aesthetic=美学)主義、
イメージを視覚化、コラージュ化し、豊かな表情を創造するメンフィスらのポストモダンの運動、
アレッサンドロ・メンデーニらのアルキミアのアヴァンギャルド・デザイン活動がその例である。
ポストモダンに関して、チャールズ・イームズは、「とても感動的だ、それらは生活感にあふれ生気にみなぎり、ユーモアにも富んでいる。
1つ1つのオブジェクトに人生に対する限りない広がりと開放感が表現されている。
まさに生きている喜びが感じられる。」と評したという。
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