ひとつは
帽子の女(1984年 制作)
デザインは池田満寿夫。
依頼元はどこぞの宝石屋。知らなくて良い。
素材はセミクリスタルガラス(ガラス原料対し酸化鉛10%前後含有)
製造は廣田硝子(明治32年創業/東京都墨田区)
硝子食器の売り物屋から始まり硝子コップなんかの製造。
江戸切子や吹き硝子なんかの古い資料を持ってるみたいで、今も伝統的な技術で新しいデザインの硝子食器を作ってらっしゃってますね、Web見ただけですけど。
この”帽子の女”は二代目廣田榮次郎が、事業を手広く始めた頃のプロダクト。調べた今だから誰かに色々喋りたいが、店頭でこれに興味を持つ人は少なく、まぁ、手に入れ、店に並べれた自己満足感は有り難く、感謝するしかない。
サイズは
縦は73mm,横は75mm,厚みは17mm。
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もうひとつは
パブロ・ピカソ|フランソワーズ・ジローの肖像皿。
1984年制作。
元ネタはパブロ・ピカソの鉛筆/紙の肉筆原画。
1946年前後に数多く描いたフランソワーズ・ジローの肖像のデッサンの一枚をプリントした飾り皿。
フランソワーズ・ジロー(Frqncoise Gilot 1921 – )は
パブロ・ピカソ(1881-1973)と結ばれた皆が知る7人の女性のうちの一人。戦後アートの一翼を担う芸術家の一人。パリの化学工場の一人娘。一人攻め。
ピカソは、彼女に詩人ジャン・コクトーや画家マチスら当代きっての文化人を紹介したりリトグラフに彼女を描いたりな解りやすいアプローチのすえ、1946年5月より40歳差同棲を南仏プロバンスで開始。
子供が二人産まれたあたりで暮らしに飽きたか新たな道を探したか知りませんが、ジローさんは独立。
マチスの流れを汲む彼女の穏やかな抽象画は注目され、活躍の場は英米にも広がる。
64年にピカソの暮らしや人柄、芸術を語った本『LIFE with PICASSO』を米国で出版しミリオンセラーに。ムカついたピカソが三回も訴えてボロ負けするオチ。
二人の関係(他の6人とも)が生む喜怒哀楽は精神の起伏となり、長いピカソの芸術家人生において作風の変化の要素でもあったんでしょう。
この肖像が気に入ってるのは描かれた1946年、ピカソがジローに一番ムラムラしてた頃の心情を映したモノ、だから。
サイズは
縦は117mm,横は137mm,厚みは10mm。
/
そんな女性モチーフの皿とガラス。でした。
ラッピングのうえ梱包します。
ガラスの方に一ヶ所小さい欠けがあります。
どちらもデッドストック。店頭にて展示中の為、ピカピカとは言えない。返品交換は致しかねます。ご了承ください。
それぞれに小さい飾り台を用お付けしますが、使っても使わなくてもどちらでも結構です。
追加詳細写真&ご注文はこちらから。
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